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なぜ身を滅ぼすほどのギャンブルをしたがるのだろう?

Yahoo! ニュースを見ていたら、ちょっと変わったニュースを見つけました。
日経平均に大きな変動があったときに、証券会社がメールで通知するというサービスを開始するというニュースです。

■ <カブドットコム証券>株価急落警報、顧客携帯にメールで
http://mainichi.jp/select/biz/news/20110426k0000m020075000c.html

何でこんな事をするかというと、今回の震災で巨額の損失を追った顧客がいるからだそうです。
しかも、その顧客の損失の一部を、証券会社が被る可能性が高くなっているのです。

カブドットコム証券などの証券会社では、現在その人たちの一部のお金を立て替えている状態です。
損をした顧客は、本当は不足分を証券会社に払わないといけないのですが、それを払わない、又は払えない状態のようですね。

こんなことが何回もあったらかなわないので、証券会社としては手を打たざるを得なかったということでしょう。

証券会社にとっては、客が損をしようと得をしようと手数料分しか儲かりません。
今回のようにお金を払わずに逃げられてしまうと、本当に困るでしょう。

何でリスクの高い投機をしたがるのでしょうか?

個人的にはとても不思議なのですが、一般の人が何でこんなハイリスクの投機をしたがるのでしょうか?

今回大損をした人の多くは、デリバティブという取引をしているようです。
デリバティブ自体は特に悪いものではないのですが、使い方によってはギャンブルとして使うことが可能です。

というのも、デリバティブでは元手を何倍にも増やしたような取引が可能なのです。
たとえるのが難しいのですが、本当は100万円しか持っていない人が1,000万円有るかのような取引が出来るのです。

ですから、ちょっと株式市場が動くだけで、大きく儲けることも可能です。
ただ、大きく儲ける可能性があるということは、大きく損をする可能性も有るということです。

その意味で、とてもギャンブル的な側面があります。
借金をして株式投資をしているのと同じ状態になるわけですから当然ですよね。

しかも、一部の取引では、損失額に制限がないというのも重要でしょう。
最終的にどこまで損をするとか分からないのです。

通常、株式を買った場合だと、最大でも投資額しか損をしません。
株式を買った場合の最大の損失は、株式を持っている会社が倒産することです。

持っていた会社が倒産すれば、株券は無価値になります。
つまり、投資額を丸々失うことになります。

でも、それ以上は損をしません。
しかも、そんなことはめったに起こりません。

しかし、今回のような投資だと、どれだけ損をするか限度が無いものもあります。
つまり、投資額の何倍も損をしかねないのです。

少し市場が動くだけでも大きく損をする可能性があるということは、今回の震災直後のように株式市場が大きく動いたら大損をする可能性もあります。
まさに、今回、投資額の何倍も損をしたのでしょう。

そういう人の一部が、お金を払えずに困っているわけです。
もっとも、逆に大儲けをした人もいるでしょうけど。

別にギャンブルがいけないとは思いません。
でも、身を滅ぼすようなギャンブルはまずいですよね。

今回損をした人たちは、分かっていて手を出したのでしょうか?
普通に株を売買するだけじゃ物足りなかったのかなあ?

リーマンショックのときにも同じようなことはあったはず

今回の震災直後の株式指数の下げは、かなり大きいものでした。
でも、こうした下げは時々は起こるものです。

近いところだと、リーマンショックのときにも大きく下落しています。
高々2年ちょっと前の話ですよね。

今回大損をした人は、リーマンショックを教訓にしなかったのでしょうか?
本当に不思議でなりません。

普通の感性の持ち主なら、もう一度そういうこともあるかもしれないと警戒しますよね。
自分だけは大丈夫だと思ったのかなあ?

数千万円単位で損をした人もいるでしょう

カブドットコム証券では、今回の問題での「顧客1人当たりの損失は平均500万円以上」なのだそうです。
ということは、数千万円単位で損をした人もいるはずですよね。

よっぽどの余裕資金でやっている人は良いとしても、そういう人ばかりではないでしょう。
今回の失敗で、人生を狂わせてしまった人も少なからずいそうです。

個人投資家向けの本も狂っているのがあるよね

もう一つ問題だと思うのが、個人投資家向けの投資入門書です。

玉石混交で、中にはとんでもない本も見られます。
というか、とんでもない本が結構多いと思います。

具体的に言うと、株式投資の初心者に信用取引をすすめている本を見たことがあります。
信用取引というのは、簡単に言うと借金をして株式を買うことです。

しかもその本は、素人でたまたま相場が良いときに成功した人が書いたものでした。

株式投資というのは投資する時期に依存します。
全体が上がっているときに投資すれば、素人だってそれなりに儲けられます。

信用取引をしてレバレッジを掛けていれば、儲けも大きくなるでしょう。
その本の著者は、それを自分の実力だと思っているようでした。

そんなもの出版するなんて、出版社にモラルはないのでしょうか?
それとも編集担当者も内容が分かっていないのかなあ?

まあ、何にしても、リスクを十分に理解していない初心者に、必要以上にリスクの高い投資をすすめる投資本はどうかしていると思います。

今回の失敗も分かっていて失敗したのなら個人の責任です。
でも、わけの分からない投資本に乗せられたのだとしたら、ちょっと哀れです。

そして、今回の失敗の仕方を見ると、どの程度のリスクがあるのか理解しないで投資しているきがするのです。

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