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「情報は全て公開しろ」「間違った情報は出すな」こんなの無理でしょ

東京電力が、タービン建屋という建物に貯まった水の放射能に関して、間違った発表をしました。
技術的にどんな問題があったかは省略しますが、放射性物質をセシウム134をヨウ素134と取り違えたと言うことです。

■ 副社長「お騒がせした」=相次ぐ訂正発表―放射性物質取り違え・東京電力
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000002-jij-soci

このミスに関して、予想通り大バッシングが起こっています。
まあ、毎日大バッシングされているので、びっくりはしないですけど。

東京電力のしたミスは、結果的に放射性物質が考えられないくらい多く出ていると発表されてしまいました。
この発表から、原子炉内部で何かが起きているのではないかと、不安に思う人もいるでしょう。

その意味では、確かに大きなミスです。

ただ、現在の状況を考えると、矛盾する2つの事を同時にやれといわれているという気がしてなりません。
すなわち、「知っている情報は全て出せ」「情報は一つも間違えるな」といわれているように感じます。

情報をすばやく出すように求められた東電は、機械による検査結果をすぐに発表したようです。
記事の中でも、「分析機器から出た結果をうのみにし」と書かれています。

これは、政府やマスコミから求められている行動を取ったに過ぎません。
そうであるのなら、ここまでバッシングされるようなことなのでしょうか?

現在の東電は素早い情報公開のプレッシャーを受けています。
この状況を考えると、機械分析で出た結果を慌ててださざるを得なかったでしょう。

それが世論が求めてきたことなのです。

2つの事を同時に要求されている中で、おそらく現場は相当混乱しているでしょう。

感情だけでバッシングしても仕方が無い

これまでの東京電力の対応を見ていると、バッシングをしたくなる気持ちも分かります。
情報公開の遅さや、ずさんな計画停電には、頭に来ている人も多いでしょう。

私もその一人です。

それでも、手当たり感情的に批判をしても、良い事はなさそうに思えます。
理性的な批判を心がけたいものです。

例えば、上の記事に寄せられた次のコメントなんて、完全に冷静さを失っています。

とりあえず倒産して貰った方がいい。
その金を補償に回せよ。
社長が過労で逃げて、値上げ話までしやがって何様だよ。

倒産させてお金を補償にまわすということは、東京電力が完全に営業を停止するということです。
これは、関東の人間は、電気を全く使えなくなると言う意味です。

この人は電気が無くても良いと考えているのでしょうか?
そもそも、東電は相当の債務超過なので、会社を清算したところで十分な賠償なんてできません。

あるいはこのコメントは、国有化という意味なのでしょうか?

ただ、国有化したって、新しいお金は一銭も出てこないはずです。
企業の持ち主が株主から国に替わる変わるだけですから。

批判は良いと思いますが、合理的なものにすべきでしょう。
出来もしない事をやれといっても、問題が解決されるとは思いません。

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