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被害の全体像を掴まないと、再建計画すら出来ないのでは?

テレビや新聞では、震災での死者および行方不明者の数を報じています。
しかし、これらの報道には、ちょっとした嘘があります。

嘘と言うと大げさですが、正確に伝えられていない部分が有るのです。
それは、「届けられていない安否不明者」が行方不明者数にカウントされていないという点です。

今回発表される行方不明者数ですが、家族などが警察に届出をして始めて行方不明者にカウントされます。
このシステムが、発表する数字を小さくしています。

なぜかというと、一家丸ごと不明になったようなケースでは、誰も届け出ることができないからです。
こういったケースでは、政府が発表する行方不明者にカウントされないのです。

結果的に行方不明者は、かなり過小に発表されている事になります。

政府は意図的に被害を小さく見せかけたいのでしょうか?
被害の実態を早めに見積もらないと、復興計画にも支障が出るような気がするのですが。

マスコミもやっと伝え始めた

行方不明者にカウントされていない不明者がいると言う問題ですが、やっと一部のマスコミが伝え始めたようです。

例えば、NHK の次のニュース。
ちょっと長いですが、該当する部分を引用しましょう。

これとは別に、沿岸部にある岩手県山田町では人口が集中していた町の中心部が津波によって壊滅的な被害を受けており、警察が発表した行方不明者のほかに、町の人口の8割近くにあたるおよそ1万5000人の安否が確認できなくなっているということです。また、沿岸部や川沿いの集落が大きな被害を受けた宮城県石巻市は、これまでにおよそ2800人が行方不明になっていると発表していますが、行方不明者の人数は最終的に1万人近くに上る可能性があると推定しています。さらに、福島第一原子力発電所から半径20キロの地域では避難指示の対象となっているため、捜索活動が中断していて死者や行方不明者の人数ははっきり分かっていないのが現状です。このため、震災の発生から2週間たっても依然として人的被害の全容は把握できておらず、犠牲者の人数は、今後、大幅に増えるおそれが強くなっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110325/k10014890301000.html

この記事で数字が挙げられている2件だけでも、2万人以上の安否不明者がいる事になります。
おそらく、政府が把握している数字を積み上げれば、さらに大きな数になるでしょう。

辛い現実でも、目をそむけていて良いことはありません。
出来るだけ正確な被害の分析は、早急になされるべきだと思います。

こういうことでも、情報公開は大事です。

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