このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

電力料金の値上げはありうる話だね

与謝野経財相が家庭用の電力料金の値上げを示唆しているようです。
電力料金の値上げを行うことで、電力の使用を抑制しようと言う考えです。

工場の生産性を落とさないためには、家庭部門で調整するしかないと言う考えのようです。

■ 節電は家庭用の値上げで=生産拠点への供給優先―与謝野経財相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000066-jij-pol

まあ、考え方としては分からなくは無いですけどね。
反発は必至でしょうね。

実際、時事通信の記事の中では、疑問を呈しています。

東電管内では東日本大震災の影響で供給不足の長期化が懸念されるが、節電には企業など大口需要家への対策も不可欠。家庭により大きな負担を求める案には反発が予想される。

どう考えても、家庭にだけ全てを押し付けるのは、ちょっと難しいでしょう。
おそらく、値上げをするのなら、企業部門への値上げも避けられないでしょうね。

工場の電気料金は据え置くとしても、最低限オフィスとか商業施設への電気料金の値上げをしないと納得は得られないはずです。

オフィスや商業施設が節電を継続するのなら、値上げを相殺する程度の効果はあるはずです。
そうなれば、電気料金が経営の負担になることもないでしょうし。

地域ごとに計画停電をするよりははるかに合理的かも

ただ、料金の値上げという考え方は、計画停電に比べればはるかに合理的で公平なものかもしれません。

今回の計画停電では、東京23区のほとんどの地域は対象になっていないようです。
これは「首都機能を維持するため」だと説明されています。

しかし、一般家庭の計画停電は首都機能とは関係ないですよね。
公平性の観点から考えると、一般家庭は計画停電の中に入れるべきなのです。

おそらく、停電させて良い部分と停電させてはいけない部分を分けると言う作業は、相当面倒なのでしょう。
現在は緊急事態なので、不公平だとは思いつつも理解は出来ます。

それでも、夏場意向に計画停電をするとなって、そのときに23区を除外するとなったら、納得できないと言う意見も強くなるでしょう。
それだったら、全体で電力消費量を節約させるために、値上げをする方が理にかなっています。

そう考えると、あながち悪い案でもないかもしれません。

問題はどの程度上げるのか?

さて、生活者の視点に立つと、気になるのはどの程度の値上げがあるかです。

値上げ幅があまり少ないと、節電の効果は得られないですよね。
多分、数パーセント程度の値上げでは、十分な効果は得られないはずです。

記事にあるように、東京電力の家庭向けの電力料金は「毎月の使用量が120キロワット時と300キロワット時を超えるごとに単価が上がる仕組み」なのだそうです。
電気を沢山使う家庭は割り増しと言う仕組みですね。

この使用量の基準を変えないのなら、120キロワット時からはさらに1割り増し、300キロワット時からはさらに2割り増しのような体系にするのかしら?
節電を促す目的なら、この程度は上げないと効果がなさそうですよね。

あるいはもっと大幅なものを考えているのでしょうか?
怖い怖い。

ちなみに、平均的な家庭だと、300キロワット時なのだそうです。

オール電化にした家庭はやるせない思いでしょう

おそらく今回検討されているようなことが行われれば、一番ダメージを受けるのはオール電化の家庭です。
省エネにつながるとか、水道光熱費が下がると言われて導入した家庭にとっては、全く逆の動きになっているのです。

どう考えても、納得はいかないでしょうね。
緊急事態とは言え、騙された気分でしょう。

夏までの課題でしょう

先日、川崎の火力発電所が動き出し供給は増えたようです。
また、気温が上がることで暖房の使用量も減っています。

そう考えると、当面の電力供給は問題なさそうです。
料金の値上げを考えるなら、夏場と言うことになるでしょう。

そのとき、政府および東電がどんな決断をするのか、注意深くチェックする必要がありそうです。
もっとも、政府は今の政府じゃない可能性も有りますけど。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


タグ: , , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む

コメントは受け付けていません。