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東電の原発賠償、国の分担に反発がありそうだ

国が、東京電力に2,400億円というお金を出す事を検討しているようです。
これは、原子力発電所の事故に対する損害賠償に備えるための措置です。

実は、自然災害の場合は、原発1つにつき最大1,200億円を支払うことが決まっています。
今回は原発2つが対象なので、2,400億円と言うことです。

■ 東電原発賠償、国が分担へ=まず2400億円、追加支援も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000054-jij-pol

反発は強いね

当然と言えば、当然なのですが、この措置に対して反発が上がっています。
例えば、上の記事のコメント欄などです。

Yahoo! ニュースのコメント欄の話ですので、過剰な反応はいつものことです。
今回は、東京電力に対して相当苛立ちがあるでしょうから、反発する人が多いのも自然だと思います。

お金を出すしかない政府

国民のどんな反発があろうと、今回の対応に関しては、国は他の対応をとりようがありません。
なぜかというと、自然災害の場合は国が最大1,200億円まで支払うと原子力損害賠償法で決まっているのです。

法律で決まっているのですから、国にはお金を出す以外の選択肢はありません。
ですから、その事を決定するのは、ごくごく自然な流れです。

お金を出すしかない政府②

原発事故の賠償の仕組みから考えても、国は東京電力を支援するしかないでしょう。
なぜなら、原子力発電所の事故により発生する損害賠償では、電力会社が全額を補償することが決まっているのです。

これも原子力損害賠償法で決まっています。

電力会社が全額を補償するということは、東京電力が倒産してしまうと、被害者への弁済が逆に難しくなります。
ですから、東電に対して倒産してもらっては困ります。

ということは、お金の便宜を図るのは自然なことなのです。
東京電力が潰れると、どんな不都合があるのか考えてみましょう。

通常は、会社が倒産すると、借金は今持っている資産の中から支払われます。
しかし、東電は大きく債務超過している会社です。

これは事故の被害者に賠償金がほとんど払われないということを意味します。
持っている資産が少ないのだから、それを分配しても大した額にならないのです。

これは被害者救済という立場から考えると、いい選択肢とは思えません。

もっとも、電力会社をなくしてしまうのは実際には不可能です。
であるのなら、国が東電の業務を引き継ぐと考えるのが自然でしょう。

それでは、仮にどこかが東電の業務を引き継ぐ場合を考えてみましょう。

どこかが東電の業務を引き継ぐ場合、通常は現在の債務の一部が免除が条件になります。
JALのケースを見れば分かるように、多額の債務免除を受けた上で再建となるわけです。

ということは、誰かが東電の業務を引き継いだ場合も、原発の被害にあった人の賠償額も減らされる恐れることになるでしょう。
原発被害の賠償だけ、ほかの債務より優先させることは出来ないからです。

原発の被害者だけを優遇したら、ほかにお金を貸している人にとっては不公平ですよね。

ということで、潰してしまうにしても、どこかが引き継ぐにしても、あまり言い選択肢とは思えません。
原発事故の被害者救済と言う観点から考えると本末転倒ですよね。

もちろん、債務までひきついで国有化というような方法もあるでしょう。
でも、この場合は、結果的に事故の被害者への賠償に時間がかかるという問題がありそうです。

また、事故の債務者だけを優遇することは出来ませんから、それ以外のすべての債務を引き継ぐことになります。
公平性を考えれば、これしかありません。

さらに、債務者は救われるとなれば、株主にだけ責任を負わせるのも難しいでしょう。
株主だけ責任を取れと言うのも、公平性を欠きます。

こう考えると、貸し出すのか上げるのかは別にして、どうも東京電力にお金を出すしかないようです。
東電を潰すのは、良い選択だとは思えないのです。

勘違いも多いみたいだ

今回の国費投入を早めに表明したのは、東電を救済するのが目的ではありません。

上に書いたように、事故の賠償責任は東京電力にあります。
ということは、国がお金を出すことを明確にするのは、事故のによる損害をこうむった人達を救うためにほかなりません。

東電にお金を出す事を決めたということは、事故の被害者を救済するためなのです。
ただ、国が一企業にお金を出すと言うことに対し、条件反射的に反発する人が多いみたいです。

確かに、今回の東電の対応には、批判される点も多いでしょう。
事故の想定にも問題はありました。

しかし、「国費を出す → けしからん」はあまりに短絡的過ぎます。
国費を出さないと何が起こるのかを、冷静に見る必要があります。

こういう条件反射的な反発は、良く見られることです。
一旦落ち着いて事実関係を見るようにした方がいいでしょうね。

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