企業経営の話になると、必ず顧客満足という話が出てきます。
でも、この考え方は、必ずしも万能ではないようです。
というのも、ミシュラン・レストランガイドに選ばれるようなレストランが、倒産したのです。
正確に言うと、店をたたんだ後に、掲載が決まったのだそうです。
ミシュランの星獲得「遅かった」=客足伸びず、廃業後に吉報―仏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110303-00000045-jij-int
ミシュランは味だけでなく、店のサービスやら雰囲気やらスタッフの質やらも考慮してレストランを選んでいるはずです。
ということは、倒産したレストランは顧客亜満足度が高い店であると考えられるのです。
そういうサービスを提供している店でも、客足が伸びずに潰れる事があるという事がよく分かります。
もちろん、顧客満足というのは、意味のある概念だと思います。
でも、それだけで店が流行るかどうか決まるわけではないということですね。
非常に示唆に富む記事だと思います。
2016年12月追記:ミシュランに掲載されたレストランの倒産が他にもないか調べてみました
ミシュランのガイドブックに載ったラストランの倒産が他にないか、ちょっと調べてみました。そうしたところ、1店だけ見つけました。「LES ROSIERS EGUZKILORE」というフランス料理のレストランを運営する、EPICURIENS という会社が倒産していました。1
ちなみにこのレストラン自体は、他社に事業譲渡されています。今でも営業はしているようですね。一般のユーザーは運営している会社のことなど知らないでしょうから、実は運営会社が倒産していたことなど知らない人も多いでしょう。
さて、倒産までの経緯を見てみましょう。この店は2009年に、銀座三越の中に店舗を構えています。そして、2012年に1つ星を獲得しています。わりと短期間で、星を取れたわけですね。
こんな店でも倒産することがあるわけです。しかも倒産は、ミシュランの星を取ったわずか2年ちょっと後の話です。
ちなみにこの会社は、1つ星を取ったにレストランを2店舗を出店しているようです。ただ、この2店は不採算で、早々に撤退したようですね。これが2013年の話です。おそらく、ミシュランのガイドブックに載ったという宣伝効果を使って、一気に出店しようと考えたのでしょう。
その後、銀座三越の店舗だけを残したようですが、立て直すことはできなかったようですね。2015年の1月に倒産しています。銀座三越の店舗はうまくいっていたようなので、不採算の2店が作った借金の影響が大きかったのかな。考えられる理由としては、そのくらいですね。
- http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20150204_03.html
東京商工リサーチ [↩]
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