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生命保険を使ってお金を貯めるデメリット

前のページで紹介したように、生命保険を使った積立には一定のメリットがあります。父親にもしもの事があっても子供の大学進学資金は守られる学資保険などは、確かに良い仕組みに思えますね。

しかし、残念なことに、デメリットも小さくありません。メリットとデメリットを比較した上で、それでもメリットがあると思えば利用することになるでしょう。

手数料が高い

生命保険を使って積立てるという方法の最大のデメリットが、手数料の高さです。実は、このデメリットがあまりに大きいので、生命保険を使った積立はそれ程お勧めが出来ないのです。

また、生命保険の手数料に関しては、もう一つ問題があります。それは、生命保険にかかる正確な手数料は、なかなか分からないようになっているのです。

例えば投資信託の場合、手数料はかなりの部分まで情報開示されています。具体的には、投資信託では信託報酬と販売手数料が開示されています。そしてこれが分かると、手数料のかなりの部分が把握できるのです。

投資信託の中にも手数料が高いものはありますが、手数料に関する基礎知識さえあれば避けることが出来るのです。

しかし生命保険の場合、手数料は保険料の中に含まれていて、具体的な数字は明らかにされていません。正確な手数料が分からない商品をかわせるというのは、かなり卑怯な売り方だと言って良いでしょう。

ただ、現在のような低金利の状況では、学資保険の元本割れが起こったりしています。また、一部の保険会社では、自社の保険の手数料を開示しています。そのあたりから判断すると、生命保険の手数料はかなり高いと考えて良いのです。

もう、これだけで、生命保険の積立を避けた方が良い十分な理由になるでしょう。

生命保険の手数料は高すぎるようです。

長期固定金利の商品は低金利の時代には不利

生命保険会社の商品は、固定金利の商品が多いという特徴があります。例えば前のページで紹介した学資保険などは、固定金利商品ですね。

固定金利ということは、一旦積立を始めると、最初の金利がずっと適用され続けます。という事は、契約したときの金利が低ければ、ずっと低い金利が適用されてしまうのです。これって、低金利の時期には不利な商品という事ですよね。

しかも、積立をするという事は、通常は長期にわたって運用するはずです。これは、経済状態が変わり金利が上がったとしても、低い金利で長期間運用し続けないといけないということを意味します。

これは大きなデメリットといえるでしょう。金利が低い時期には、固定金利の保険の積立なんてするものではありません。

貯蓄型の生命保険は、低金利の時代には不利なものが多い。

長期固定金利の商品はインフレにも弱い

金利が固定であることには、もう一つでメリットがあります。インフレに弱いのです。

例えば、予定利率が1%の貯蓄型の保険があったとします。しかし物価が、毎年2%のインフレだったとしましょう。こんなケースでは、保険の価値がどんどん減っていることになります。

資産運用だと思って保険を買ったのに、実は資産価値が減ることがあるという事です。特に、大きく物価が上がるような時期には、全く対処できないことになってしまいます。

生命保険での貯蓄は、物価の上昇に弱い。

途中で解約がしにくい

生命保険を使って貯蓄をするもう一つのデメリットは、途中で解約しにくいという点でしょう。正確に言うと、早期に解約すると、大きく元本割れすることがあります。

貯蓄型の保険を解約すると、解約返戻金というお金が戻ってきます。ただ、解約までの期間があまりに身近い場合は、この解約返戻金が全く返ってきません。また、ある程度長くても、元本割れしているケースも多いのです。

元本割れをするようだと、なかなか解約し辛いですよね。ということは、緊急にお金が必要なときでも、現金化しづらいのです。貯蓄商品において、これは大きなデメリットと言えるでしょう。

積立てた貯蓄型の生命保険を途中で解約すると、元本割れすることも多い。

保険会社が倒産するリスクがある

投資信託や株式などの商品は、金融機関が倒産しても金融商品自体は守られています。投資信託の運用会社の資産とは明確に区別されているので、運用会社が倒産しても投資信託の資産には影響がないのです。

ですから、金融機関が倒産しても、そのことが原因で損をすることはありません。まあ、現金化するのに多少手間取ったりはするでしょうけど。

また銀行預金の場合もペイオフという仕組みがあり、元本1千万円とその利息は保護されています。これはよく知られていますね。ですから、預ける時に注意していれば、銀行の倒産で損をすることは避けられます。

このように金融期間の倒産に関しては、様々な保護の仕組みがあります。

実は生命保険に関しても、一定の保護の仕組みがあります。しかし、保護の仕組みとしては、弱いといわざるを得ません。特に、貯蓄型の生命保険の場合は、戻ってくる額が大きく減ることも覚悟しないといけないでしょう。実際に過去の例を見ると、返ってくるお金が元本を大きく下回るということも起きているようです。

生命保険会社が倒産したら、資産が大きく目減りすることがある。

デメリットはかなり多い

以上のように考えると、保険を使ったつ見立てには、かなりデメリットが多い事がわかります。個人的には、違う金融商品を使った方がいいように思います。何が何でも保険を使わないとまずいという事情があれば別ですけどね。


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