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金融商品は固定金利と変動金利のどっちを選ぶ?

金利には固定金利と変動金利の2種類があります。この違いを知っておくのは、とても大事な事でしょう。お金を貸すときや、

お金を借りるときに大事なのが金利です。金利の大小で損得が決まりますから、重要なのは当然ですよね。最初に、固定金利と変動金利の違いを、確認しておきましょう。

そのうえで、どんな金融商品ンが固定金利で、どんなものが変動金利なのかも簡単に確認することにします。

1年あたりの金利である年利を使うことが多い

ところで、そもそも金利というのは何かというと、元本に対する利息の割合の事です。例えば、100万円借りて1万円の利息が付けば、金利は1%という事になります。

ただ、このやり方だと、ちょっと不便なのが分かるでしょうか。同じ1%の金利でも、半年に1%の金利が付くのと、1年に1%の金利が付くのでは、意味合いが全然違いますよね。

そこで、金利を表すときには、1年単位の金利である年利を使うことが多いようです。短期の物でも、1年あたりに直して表示します。

期間をそろえないと、金利の比較はしにくいわけです。

固定金利と変動金利の2種類がある

金利には固定金利と変動金利の2種類があります。それぞれ、どんな違いがあるのでしょうか?

この違いを把握しておくのは大事なことですから、ぜひ覚えておきましょう。また、どんな金融商品が固定金利で、どんな金融商品が変動金利なのかも確認することにします。

固定金利とは

固定金利というのは、Yahoo!辞書によると、次のように定義されています。

金利の決定方式の一。貸出時に設定する適用レートが最終返済期限までそのまま適用される金利。

要するに、一旦契約すると、ずっと金利が変わらないということですね。例えば、金利年3%で固定金利でお金を借りたとすれば、お金を返し終わるまで年3%の金利が適用されます。

固定金利の商品で代表的なのが、銀行の定期預金です。最初に契約した金利が決められた期間つくのが定期預金ですよね。契約期間は金利が変わらないわけですから、まさに固定金利です。

また、国債などの債権も固定金利のものが多いです。一部、変動金利の国債も在ったりしますけどね。

あとは、消費者金融の借入金利も固定金利ですね。一度借りると返済するまで、ずっとその金利でかわりません。

変動金利とは

変動金利は、Yahoo!辞書によると、次のように定義されています。

金利の決定方式の一。当初貸出時から最終返済期限までの間、三か月あるいは六か月ごとに金利を見直し、その金利を適用するやり方。

要するに、経済状態に合わせて、金利を変更していくということです。例えば、政策金利が上がったら、普通預金の金利も上がったりします。

変動金利の商品で代表的なのが、銀行の普通預金でしょう。銀行の普通預金の金利って日々変わっていきますよね。あれが変動金利です。

また、住宅ローンも、変動金利の方が利用者が多いようですね。金利が安いのが魅力なようです。

あと、変動10年の個人向け国債も変動金利です。ただ、個人向け国債には、固定金利タイプのものもあります。

固定金利も変動金利もある商品が多い

世の中の金融商品では、固定金利も変動金利も利用できるというものも意外と多いようです。一番わかりやすいのが銀行預金ですね。固定金利の定期預金と、変動金利の普通預金があります。

住宅ローンも固定金利と変動金利がありますね。家を買う人には、どちらにするかは大きな問題でしょう。

また、上に書いたように、国債は固定金利が中心です。ただ、変動金利の国債もあります。具体的には、15年物の国債と、10年物の個人向け国債は変動金利ですね。

養老保険や学資保険、終身保険などの貯蓄性が高い生命保険は、固定金利の物が多いです。ただ、変動金利型の生命保険も存在します。

この他にも、世の中の金融商品には、固定金利と変動金利のものがあります。金融商品を利用する時には、どちらを利用するのか、よく考える必要があるでしょう。

固定金利の方が変動金利よりも金利が高い

ちなみに、一般的には、固定金利の方が変動金利よりも金利が高いことが多いです。これも普通預金と定期預金の例が分かりやすいですね。

住宅ローンに関しても同様で、一般に固定金利の住宅ローンの方が金利が高いです。ですから、変動金利の住宅ローンの方が人気があるようです。

固定金利の方が金利が高いのは何故でしょうか。その理由は簡単で、固定金利の方が貸し手のリスクが大きいからです。

例えば、政策金利が1%の時に2%の年利でお金を貸したとします。仮にその後、政策金利が3%まで上がってしまったような場合でも、固定金利だと貸し手は2%の金利しか受け取れません。

一方的に返済期間を短くさせるわけにもいきませんから、損をしている状態を続けるしかないのです。貸し手が損をしてしまうのです。

これって、お金を貸す側からしたら、大きなリスクですよね。

リスクが大きい分、余裕をもって、高めに設定しておくわけですね。それをしないと、借り手が有利な契約になってしまいます。

変動金利と固定金利はどちらが得?

さて、私たちは、変動金利と固定金利のどちらを利用した方が得なのでしょうか?出来れば、得な方を選びたいですよね。

ただ、残念なことに、どちらが得かを一概に言うことは出来ません。今後、金利が上がるのか下がるのかで、全く逆の結果になってしまうからです。そして、素人には今後の金利を予想するのは容易ではありません。

一般的には、金利が低い時期には、お金を借りるなら固定にしておいた方が無難だと思います。将来金利が上がった時にも、返済額が増えたりしないからです。安心して借りることが出来ます。

逆に金融商品で運用する場合は、金利が低い時期は変動金利の方が有利です。将来金利が上がった時にも、自動的に対応ができますからね。

ただ、実際には、反対の行動をとっている人の方が多いようです。住宅ローンを見れば分かるように、金利が低いにも関わらず、お金を借りる時には変動金利を好む人が多いようです。

逆に、資産運用をするときには、貯蓄型の生命保険のような固定金利の金融商品が人気があります。これも、金利が低い時には避けておくべき金融商品なんですけどね。

どうやら、多くの人が、合理的な判断をしているとは言えないように思います。

これは、金融機関の影響もあるのかな。金融機関としたら、金利の低い時期には変動金利のローンを組んでほしいでしょうし、固定金利の金融商品を買ってほしいものですから。

営業トークに影響されているような気もするわけです。

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