20代向けのカードが新しく作られているという記事を見つけました。記事による説明では、早いうちからカードユーザーとして囲い込む戦略だと言うことです。
ただ、若者向けのカードというのは、今に始まった話ではありません。私自身も大学生のときにクレジットカードを作りました。ということは、そういうカードは、少なくとも十数年前には存在したわけです。
ここで一つの疑問が。そもそも、こういう若者向けカードって、お得なのでしょうか?
せっかく作るのですから、有利な点がありそうな気もしますよね。
カード会社の思惑は
記事の中では次の3種類のカードが取り上げられていました。
・JCB カード エクステージ
・三菱UFJニコス/イニシャルカード
・セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
安価な年会費でこれらのカードを利用してもらい、とりあえず若者を囲い込む。そして、優良顧客には、将来的に、ゴールドやプラチナカードと進んでもらう。これがカード会社の思惑のようです。
まあ、誰でも考え付きそうな囲い込み戦略ではありますね。意図としては、理解はしやすいです。
ゴールドとかプラチナって必要なのかなあ?
でも、若者の囲い込み戦略って、そうそう上手くいくものなのかしら?
ゴールドやプラチナカードを持つメリットって、実はそれほど多くありません。実際的なメリットは、カードの利用限度額が大きいとか、キャッシング枠が大きいくらいでしょうか。別に、普通のカードで事足りることが多いんですよね。
単純に、ゴールドやプラチナを持っている事自体にステータスを感じている人も多そうですね。もちろん、そういう価値観の人は、いても良いとは思います。あるいは、そういうカードを持っている方が、ビジネス上有利な人もいるかもしれません。
でも、そういう人って、多いのかなあ。やっぱり疑問なんですよね。
それに、ゴールドやプラチナのカードを持つためには、毎年かなりの額の年会費を払う必要があります。カードを持つことにそれほどの価値があるのでしょうか。個人的にはちょっと疑問です。
少なくとも、節約を気にする人は、ゴールドとかプラチナは要らないかなと思います。年会費は安くないですからね。
流通系カードの多くは年会費無料です
ちなみに記事によると、上で紹介した3つのカードのうち、JCBのカードは年会費無料なのだそうです。
ということは、逆に言うと、他の2つは年会費が必要と言うことですよね。若者向けの入りやすいカードと言うコンセプトなら、年会費無料に出来なかったのかなあ?ちょっと疑問ですね。
流通系のカードの多くは年会費が無料ですから、損得の話だけだとそちらの方を利用した方が良いのではないかと思います。
例えば、「楽天カード」は年会費無料の上に2,000円分のポイントが付いてきます。
若者が惹かれるのは、こっちのカードのような気がして仕方が無いのです。一人暮らしの大学生だったら、年会費無料はうれしいはずですよね。
ゴールドとかプラチナは、年齢がある程度いってから作っても遅くないと思います。また、そのくらいの年齢になると、VISAが良いのかアメックスが良いのかといった好みも出てきますし。
ちょっと見栄を張ったカード選びは、そういった嗜好が出てからでも遅すぎることは無いと思いますけどね。
楽天カードは、比較的審査に通りやすいと言います。学生でも試してみる価値ありかもしれません。

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