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FX規制とネット証券大手のもくろみ| 将来的には10倍規制の可能性も

まず、FXに関する記事から抜粋してみましょう。

■ネット証券4~6月期3社減収 売買低迷もFX・海外に活路

 個人投資家の株離れが進み、「今後も相場はかなり厳しい」(マネックスグループの松本大社長)との見方が強い。とはいうものの、大手証券と比べると、ネット証券各社の業績は底堅い。資金需要の落ち込みなど景気悪化に左右される大手証券に比べ、ネット証券は株価下落局面においても、株からFXにシフトしており、投資家の取り込みがスムーズに進んでいる。実際、5月のギリシャの財政危機を発端には株価が下落したが、ユーロ安が急速に進んたことで、FXに参入する個人投資家が急増した。

8月からFXの倍率規制は実施され、顧客離れが進むと見られるが、中小業者などからの顧客流入が見込まれることから「むしろ順風だ」(松本社長)とするなど各社とも強気の読みが大勢を占める。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100730/bse1007300503003-n1.htm

FX規制規制による顧客減

サンケイビズの記事からの抜粋です。

株式手数料収入を延ばすことが難しくなったネット証券のうち一部は、FXを収益源に考えているようです。具体的にどのネット証券かと言うと、マネックス証券と楽天証券の2社です。

FXは2010年8月から倍率規制というのが実施されています。これによりギャンブルに近い取引がしにくくなりました。2011年8月には、されに規制が強化されます。

結果的にFXをする個人投資家が減少する可能性があるわけです。投資家が減るというよりは、倍率が下がるので、取引額が小さくなる影響の方が大きいかもしれませんね。

まあ、なんにしても、FX業界としてはマイナスの効果があると考えられているのです。

大手にとっては追い風か?

しかし、記事の中で指摘されているように、マネックス証券ではFX規制をプラスにとらえているというコメントを出しています。今回の規制で淘汰される企業が出るので、大手は顧客の数を増やせるという事でしょう。

確かに、中小のものもあわせると、FX業者はかなりの数にのぼります。FX規制により、今後、業者の淘汰は進むでしょう。そうなると、楽天やマネックス証券などの大手にとっては顧客取り込みのチャンスが生まれるのかもしれません。

もともと、楽天もマネックス証券もFXに関しては後発でした。顧客獲得は緊急課題だったはずです。

FX規制が彼らにとって追い風になるという側面もあるでしょうね。まあ、単に強がりで言っているという気もしないではありませんが。

追記:さらなる規制はあるのだろうか

2017年ころに、金融庁がさらにFXの規制を強化するという噂がありました。噂と言うか、日経新聞が記事にしたのかな。

ちなみに、どんな規制強化かというと、2018年からレバレッジが10倍まで引き下げられるというものです。レバレッジ10倍まで引き下げられると、ゲームとしての面白味はかなり減ってしまいますね。

まあ、実際には、そこまで性急な規制強化はされませんでした。ただ、金融庁としては規制の強化は検討しているという事です。将来的にレバレッジ10倍なんて日も来るかもしれませんね。

レバレッジ10倍というのは、個人投資家の保護という意味では、合理的な選択だと思います。でも、その一方で、政府が公認している面白いギャンブルを取り上げられるという感じもしないではありません。

それに、米ドル/円でのレバレッジ25倍と、他の通貨のレバレッジ25倍は意味合いが全然違います。ボラティリティ(変動)が通貨ペアによって全然違いますからね。全部の通貨ペアで10倍の規制とするのか、一部通貨ペアだけ10倍規制にするのかというは難しいところでしょう。

こうやって考えると、結構、悩ましい問題ですね。

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