日産のカルロス・ゴーン社長の報酬が発表されました。
何でも、9億円にのぼる報酬を受け取っているのだとか。
http://www.asahi.com/business/update/0623/TKY201006230194.html
ルノーからも報酬が出ているはずですから、トータルでは10億円を超える所得がありそうですね。
一般人からしたら、羨ましいものです。
批判的な意見を持つ人が多そうです
このニュースを知ったときに思ったのが、批判的なコメントをする人が沢山出てくるのだろうと言うことです。
で、そういうコメントが顕著に出やすいYahoo! ニュースのコメント欄を見てみました。
予想通り、人気コメントの上位は批判的な意見でした。
ちなみに、以下次の記事のコメントを引用しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000034-rps-bus_all
株式会社と言うシステムを理解しているの?
まず、上から3つ引用してみましょう。
コストカッターなら役員報酬もやらないと。自分は例外ってか。どっかの国の国会議員と同じだな。
経営者は人に厳しく、自分に甘い人が多い。
(前半略)
自分の身を切って人の上に立つ。
それがトップたる人間ではないのでしょうか。
こういう人たちの意見を見て思うのが、彼らは株式会社と言うシステムを理解しているのかという点です。
株式会社の経営者と言うのは、株主達が優秀な人間に経営を委任するという形を取っています。
そのためには、優秀な業績を上げるために、外部から有能な人間を連れてくると言うこともあります。
日産はまさにそのケースで、カルロス・ゴーン自身は手腕を見込まれて外からつれてこられた人間といって良いでしょう。
株式会社の経営者は、雇われ社長なのです。
その経緯を考えれば、彼が高給なのは当然のことなのです。
彼は能力を見込まれて経営を頼まれたのですから、自分の報酬を削らないのはおかしいと言う批判は全くあたりません。
経営者自身が最大の株主である、小さな会社の社長と同じように語るのは、そもそもナンセンスです。
「経営者=社長」という場合だったら、コストカットをして報酬を削らないという事があれば大問題だと思います。
あるいは、国民の代表として議員になった国会議員とは全く違うものなのです。
従業員の首は切るのに高給だと言う批判も
上にあったような批判の他に、「従業員の首は切ってお前は高給なのはけしからん」というような意見もありました。
一番上の「コストカッターなら役員報酬もやらないと。自分は例外ってか。」という意見に近いでしょうか。
感情的な部分では、解雇された人がかわいそうと言う気持ちはわからなくもありません。
しかし、これも筋違いじゃないかと思います。
日産の場合、ゴーンは倒産しかねない状況で外部から請われてやって来ました。
そして、建て直しを頼まれているのです。
その手法の一つとして、人員の整理を行いました。
その人が高給だからと言って、全くおかしくはありません。
まあ、この手の批判も、株式会社と言うシステムと、役員と言うポスト自体の理解不足から出てきていそうですね。
筋の通った批判
もっとも、カルロス・ゴーン自身の報酬が高すぎるのがおかしいと考える人がいること事態はおかしくありません。
なぜなら、日産自動車のここ数年の業績は、お世辞にも褒められたものではないと思えるからです。
ですから、次のような意見は理屈が通ったものだと思います。
無配なのに自分は約9億円ももらっているなんて信じられません。俺が株主だったら辞めてもらう。
株主の中から、能力の無い経営者に9億円も払うのかと言う批判が出てくるのは、当然のことでしょう。
はっきりって、売れる車も作れていませんからね。
こういった筋の通った意見も数多く出されているものの、コメントの人気投票の結果を見ると多数派ではないようです。
むしろ、筋違いな批判をしている人の意見の方が人気があります。
何にしても、コストカットをするのに高給なのはけしからんと言う批判は、完全に的外れであることだけは理解しておいた方が良いでしょうね。
的外れな批判は、無知をさらしているだけに過ぎません。
タグ: カルロス・ゴーン, コストカット, 日産自動車, 株式会社, 高額報酬




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