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株式に投資できる投資信託

【問題】

下記のような公募型の投資信託を想定します。

商品分類
追加型投信/海外/債券
※社団法人投資信託協会の商品分類によります。
課税上の取扱い 株式投資信託
運用の基本方針
海外の公社債に分散投資をしてリスク分散を図ったうえで、ベンチマークとするインデックスを上回る収益の確保を目指します。
当初設定日 平成21年10月29日
信託期間 15年間

このファンドは、株式に投資することが出来る。
○か×か?

目論見書に書かれている情報を読み取れますか?

FP技能検定の過去問に、こんな問題が出てきました。一つ前の問題とファンドの設定は同じです。

投資信託の目論見書やパンフレットの裏表紙に載っているような情報ですね。この情報から株式に投資可能かどうか読み取ってください。

FP技能検定の受験者はもちろんですが、一般の投資家もこの程度は読み取れる必要はあるはずです。

株式に投資可能かどうか

上の情報には、社団法人投資信託協会の商品分類に「債券」とあること、運用方針に「海外の公社債に分散投資をして」とあることから、主に債券に投資するファンドであることはわかります。

ただ、それだけでは、株式に投資できないかどうかは分かりませんよね。債権に投資できそうだと言うことでしかありませんから。

株式に投資できるかどうかは、どこから判断したら良いのでしょうか?

株式に投資可能かどうかを判断するには、「課税上の取扱い」という部分を見るとわかります。

株式投資信託は税制上2つに分類されています。「株式投資信託」「公社債投資信託」の2つです。

この2つの違いは何かと言うと、

・ 株式投資信託は株式を組み入れられる
・ 公社債投資信託は株式を組み入れることができない

と言う点にあります。つまり、公社債投資信託以外の投資信託は、理論上は株式を組み込むことが出来るのです。

株式を少しでも組入れることを可能としているファンドは株式投資信託に分類されています。このため、主として債券に投資するファンドであっても、約款上、株式にも投資できると定められているファンドは株式投資信託に分類されます。
http://www.nomura-am.co.jp/basicknowledge/word/
term.php?mode=details&term_id=79&kana_id=01-01&en_id=10-19

問題に設定指されている投資信託は、株式に投資しない可能性が高いでしょう。しかし、仕組みの上では株式を購入することが出来ます。

ということで、答えは「○」です。

補足

ちなみに、株式を組み込む予定が無い投資信託でも、株式投資信託にしている例は多いです。なぜかと言うと、公社債投資信託は色々と制限が多くて扱いづらいのです。

例えば、公社債投資信託のカテゴリーにしてしまうと、転換社債は取り扱えません。なぜなら、転換社債は株式になる可能性があるので、公社債投資信託の枠から外れるのです。

このような制限を嫌って、債券にしか投資しないような投資信託でも、株式投資信託としているわけです。

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